厚生労働省「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」に示されている、職場復帰時の職場配置の考え方として、最も適切なものはどれか。
- 1原則は元の職場への復帰だが、異動等が誘因となって発症した場合は、以前適応できていた職場に戻すことや他の職場への異動を考慮した方がよい場合もある。
- 2休業のきっかけとなった職場環境から離れた方が心理的負担は軽くなるため、職場復帰の際は原則として休業前とは異なる部署に配置する。
- 3本人にとってより好ましい職場への配置転換であれば、新しい環境に慣れるための心理的負担は生じないため、復帰と同時に積極的に行うべきである。
- 4元の職場への復帰が原則とされている以上、本人の状態や発症の経緯にかかわらず、例外なく休業前と同じ職場に復帰させるべきである。
正解と解説を見る
正解:1
手引きでは、職場復帰の際はまず元の慣れた職場へ戻すことを原則としています。本人にとって好ましい配置転換であっても、新しい環境への適応には時間と心理的負担がかかり、それが再燃・再発につながるおそれがあるためです。ただし、これはあくまで原則です。異動等をきっかけに発症したケースでは新しい職場にうまく適応できなかった可能性が高いため、以前の職場に戻すことや、適応できそうな別の職場への異動を考慮した方がよい場合があります。「元の職場が原則、ただし異動が誘因なら例外あり」と覚えておきましょう。
根拠:厚生労働省「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」(職場配置等に関する留意事項:元の職場への復帰の原則)