HIV訴訟及びそれを踏まえた対策に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 1HIV訴訟は、国及び製薬企業を被告として提訴され、1996年3月に和解が成立した。
- 2HIV訴訟は、脳外科手術等に用いられていたヒト乾燥硬膜を介してHIVに感染したことに対する損害賠償訴訟である。
- 3HIV訴訟の和解を踏まえ、国はHIV感染者に対する恒久対策として、エイズ治療・研究開発センター及び拠点病院の整備や治療薬の早期提供等の取り組みを推進してきた。
- 4製薬企業に対し、従来の副作用報告に加えて感染症報告を義務づけることや、緊急に必要とされる医薬品を迅速に供給するための「緊急輸入」制度の創設等を内容とする薬事法改正が行われた。
- 5血液製剤の安全確保対策として、検査や献血時の問診の充実が図られた。
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正解:2
HIV訴訟は、血友病患者がHIVの混入した原料血漿から製造された血液凝固因子製剤の投与を受け、HIVに感染したことに対する損害賠償訴訟です。ヒト乾燥硬膜が原因となったのはCJD訴訟なので、2は誤りです。ほかの選択肢は、和解の時期、恒久対策、感染症報告の義務化と緊急輸入制度、血液製剤の安全確保対策のいずれも手引きの記述どおりです。HIVは血液凝固因子製剤、CJDはヒト乾燥硬膜、と原因を取り違えないようにしましょう。
根拠:試験問題の作成に関する手引き 第1章「薬害の歴史」(HIV訴訟)