パウロ・フレイレ(Freire)の教育思想に関する記述として最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
- 1教師が知識を学習者に一方的に預け入れる「銀行型教育」を批判し、対話を通して学習者が自らの置かれた現実を批判的に捉える「課題提起型教育」を提唱した。
- 2学習者が教師の講義を通じて正確な知識を効率よく蓄積する「銀行型教育」を、識字教育の理想として提唱した。
- 3識字教育は政治や社会から切り離された中立的な技術教育であるべきだと主張した。
- 4学習者が独力でできることと、他者の援助があればできることの差を「最近接発達領域」と呼び、その重要性を説いた。
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正解:1
フレイレは『被抑圧者の教育学』で、教師が知識を一方的に注ぎ込む「銀行型教育」を批判しました。そのうえで、対話を通じて学習者が自らの状況を意識化し、変革の主体となる「課題提起型教育」を提唱しました。教育を政治的に中立なものとは考えず、識字を社会変革と結びつけた点が特徴です。「最近接発達領域」はヴィゴツキーの概念です。フレイレは「銀行型教育批判・対話・意識化」の3点で覚えておきましょう。
根拠:パウロ・フレイレ『被抑圧者の教育学』