英語の関係節の産出を調べた研究で、中国語話者と日本語話者の誤用数はペルシャ語話者やアラビア語話者よりも少なかった。しかし、関係節の使用数そのものが大幅に少ないことがわかった。この現象を説明する概念として、最も適当なものはどれか。
- 1化石化
- 2回避
- 3過剰般化
- 4正の転移
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正解:2
シャクター(J. Schachter)は、母語と目標言語の構造の違いが大きい学習者ほど、難しい構造を使うこと自体を避ける傾向があることを示し、これを回避と呼びました。誤用が少ないのは使いこなせているからではなく、そもそも使っていないからです。化石化は誤りが固定して改善しなくなる現象、正の転移は母語との類似によって習得が促される現象なので、この結果の説明には合いません。誤用の数だけを見ると、回避による「見かけ上の正確さ」を見落とす点が要点です。
根拠:Schachter(1974)回避(avoidance)