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日本語教育能力検定試験「言語と心理」練習問題 第11問

難易度:基礎

日本語学習者が「この部屋はきれいくないです」と言った。この誤用が生じた主な要因として、最も適当なものはどれか。

  1. 1母語からの負の転移
  2. 2教室での指導の仕方による訓練上の転移
  3. 3目標言語の規則の過剰般化
  4. 4コミュニケーション・ストラテジーとしての回避
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正解:3

「きれい」は語末が「い」なのでイ形容詞と見なされ、イ形容詞の否定「〜くない」の規則がナ形容詞にまで広げられています。これは目標言語の中で覚えた規則を適用範囲外にまで広げる過剰般化です。母語の影響で説明できる誤りではありません。また、回避は難しい表現を使わずに済ませることなので、実際に誤った形を使っているこの例には当たりません。過剰般化は目標言語の内部にある規則から生じる発達上の誤りだと押さえておきましょう。

根拠:セリンカー(L. Selinker)の中間言語の形成過程

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