コーダー(S. P. Corder)による「エラー(error)」と「ミステイク(mistake)」の区別に従った場合、ミステイクに当たるものはどれか。
- 1学習者が「大きいの家」と繰り返し言い、指摘されても正しい形がわからない。
- 2ふだんは「行きました」と正しく言える学習者が、疲れていて一度だけ「行きまた」と言い、すぐに自分で言い直した。
- 3学習者が「見るます」のように、辞書形に「ます」を付ける誤りを一貫して産出する。
- 4学習者が「きれいだ」を「い形容詞」と同じように扱い、「きれくない」と規則的に言う。
正解と解説を見る
正解:2
ミステイクは疲労や不注意などによる一時的な言い誤りで、学習者自身が気づいて直せるものです。選択肢1・3・4は、学習者の中間言語の体系(言語能力)の不足を反映した体系的な誤りなので、エラーに当たります。特に選択肢4は過剰一般化によるエラーです。「体系的で自分では直せない=エラー」「一時的で自分で直せる=ミステイク」と覚えておきましょう。
根拠:Corder(1967)の誤用分析(error と mistake の区別)