双極性障害(双極症)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1うつ病と同一の病気であり、治療では抗うつ薬の単独使用が第一選択となる。
- 2躁状態のときは本人が病気であると自覚していることが多いため、自ら受診することが多い。
- 3躁状態(または軽躁状態)とうつ状態を繰り返す病気であり、治療では気分安定薬が中心的に用いられる。
- 4軽躁状態は仕事の能率が上がるため、治療や経過観察の必要はない。
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正解:3
双極性障害は躁状態(または軽躁状態)とうつ状態を繰り返す病気で、治療ではリチウムなどの気分安定薬が中心になります。うつ病とは別の病気として扱われ、抗うつ薬を単独で使うと躁状態への転換を招くおそれがあるため、選択肢1は誤りです。躁状態では病気であるという自覚(病識)に乏しく、自分から受診しにくいため、選択肢2も誤りです。軽躁状態も浪費や対人トラブル、その後のうつ状態につながるおそれがあり、治療や経過観察が必要なので選択肢4も誤りです。「うつ病とは別の病気で、治療の中心は気分安定薬」と押さえておきましょう。
根拠:双極性障害の症状と治療(DSM-5で抑うつ障害群と区別された気分障害)