管理監督者のAさんは、部下のBさんに最近遅刻が増え、表情が暗く、ミスも続いていることに気づいた。面談すると、Bさんは「よく眠れない」と話した。社内には産業医と保健師が配置されている。Aさんの対応として、最も適切なものはどれか。
- 1Bさんに産業医や保健師への相談を勧め、Bさんの了解を得たうえで、Aさん自身も職場での様子を産業保健スタッフに伝えて対応の助言を受ける。
- 2Bさんはうつ病の可能性が高いとAさん自身が判断し、そのことを本人に伝えて精神科を受診するよう強く指示する。
- 3本人のプライバシーを守るため産業保健スタッフには一切相談せず、Aさんが一人で業務量を調整して様子を見る。
- 4職場全体でBさんを見守れるよう、Bさんの不調を同僚に伝えて協力を頼む。
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正解:1
管理監督者の役割は、いつもと違う部下の様子に気づいて話を聴き、産業保健スタッフなどの専門家につなぐことです。本人の了解を得て、職場での様子を産業保健スタッフに伝え、対応の助言を受けることも大切です。病名を推測して本人に伝えるのは管理監督者の役割を超えており、本人の抵抗感を強めるおそれもあります。一人で抱え込むことも、本人の了解なく同僚に不調を知らせることも適切ではありません。管理監督者は診断する人ではなく、気づいて専門家につなぐ人です。
根拠:労働者の心の健康の保持増進のための指針(ラインによるケア)