ろ過集じんや洗浄集じんにおける粒子の捕集機構に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 1慣性衝突による捕集は、粒子径が大きく、粒子と捕集体(繊維や液滴)との相対速度が大きいほど起こりやすい。
- 2単一捕集体の捕集効率が最も低くなるのは、一般に粒子径が5~10 µm程度の範囲である。
- 3ブラウン拡散による捕集は、粒子径が小さいほど、また捕集体近傍を通過する気流の速度が小さいほど起こりやすい。
- 4さえぎり(直接さえぎり)は、流線に沿って運ばれる粒子が、その大きさのために捕集体表面に接触して捕集される機構である。
- 5慣性衝突の起こりやすさを表す慣性パラメーター(ストークス数)は、粒子径の2乗と相対速度に比例し、捕集体の代表径に反比例する。
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正解:2
慣性衝突は大きな粒子ほど、ブラウン拡散は小さな粒子ほど効きます。どちらも効きにくい粒子径0.1~1 µm付近(サブミクロン域)で、捕集効率が最小になります。5~10 µm程度の粒子は慣性衝突で十分に捕集されるため、選択肢2が誤りです。拡散捕集は滞留時間が長いほど有利なので、気流速度が小さいほど起こりやすいという選択肢3は正しい記述です。捕集効率の谷はサブミクロン域にある、と押さえておきましょう。
根拠:粒子捕集機構(慣性衝突・さえぎり・拡散)と慣性パラメーター