集じん装置の運転・維持管理に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 1ろ過集じん装置では、払い落としを頻繁に行い、ろ布表面のダスト層を完全に除去した状態を保つほど、微細粒子の集じん率は高く維持される。
- 2ろ過集じん装置で排ガス温度が酸露点以下に下がると、ろ布上で結露してダストが固着し、目詰まりやろ布・ケーシングの腐食の原因となる。
- 3サイクロンのダスト排出部から外気が吸い込まれると、捕集されたダストが再飛散し、集じん率が大きく低下する。
- 4ろ過集じん装置で、運転中に圧力損失が急に低下するとともに出口ダスト濃度が上昇した場合は、ろ布の破損や取付け部からの漏れが疑われる。
- 5電気集じん装置では、槌打による払い落としが不十分だと、電極に堆積したダストにより放電特性が悪化し、集じん性能が低下する。
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正解:1
ろ布表面に形成されたダストの一次付着層は、それ自体がろ過層として働き、微細粒子の捕集に大きく寄与しています。払い落としが過剰でこの層まで取り除いてしまうと、微細粒子が吹き抜けやすくなって集じん率が下がり、ろ布の摩耗も早まります。したがって選択肢1が誤りです。払い落としは、一次付着層を残しつつ圧力損失を適正範囲に保つように行う、と覚えておきましょう。
根拠:集じん装置の維持管理(ろ過集じん装置の払い落としと一次付着層ほか)