電気集じん装置に関する記述として、正しいものはどれか。
- 1逆電離は、集じん電極上に堆積したダスト層の見掛け電気抵抗率が低すぎる場合に起こりやすい。
- 2見掛け電気抵抗率が極端に低いダストでは、集じん電極に到達した粒子がすぐに電荷を失って集じん電極と同じ極性の電荷を帯び、反発されてガス流中に再飛散する異常再飛散が起こりやすい。
- 3逆電離が発生すると火花電圧が上昇して印加電圧を高くできるため、集じん率は向上する。
- 4排ガスに水を噴霧して調湿すると、ダストの見掛け電気抵抗率が上昇するため、逆電離の対策としては効果がない。
- 5工業用の電気集じん装置では、一般に放電電極を正極とする正コロナが用いられる。
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正解:2
見掛け電気抵抗率が極端に低い(おおむね10⁴ Ω·cm 以下の)ダストは、集じん電極に着くとすぐに電荷を失い、電極と同極性に帯電して反発されるため、異常再飛散を起こします。逆電離はその反対で、抵抗率が高すぎるときに堆積ダスト層内で絶縁破壊が起こる現象です。火花電圧が下がるので、集じん率は大きく低下します。水噴霧による調湿は抵抗率を下げるため、逆電離対策として有効です。また、工業用では火花電圧が高く安定した負コロナが一般に使われます。「抵抗率が低すぎると異常再飛散、高すぎると逆電離」と対にして覚えましょう。
根拠:電気集じん装置の見掛け電気抵抗率と異常再飛散・逆電離