イオン交換樹脂に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 1強酸性陽イオン交換樹脂は、広いpH範囲で交換能力を示す。
- 2希薄な溶液では、一般にイオンの価数が大きいほど、樹脂に対する選択性が大きい。
- 3Na形の陽イオン交換樹脂の再生には、塩化ナトリウム水溶液が用いられる。
- 4弱塩基性陰イオン交換樹脂は、中性塩を分解する能力(中性塩分解能)が強塩基性陰イオン交換樹脂より大きい。
- 5H形の強酸性陽イオン交換樹脂に塩類を含む水を通すと、処理水は酸性になる。
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正解:4
弱塩基性陰イオン交換樹脂は、主に酸性の条件で強酸のアニオンを吸着するもので、中性塩を分解する能力はほとんどありません。中性塩分解能をもつのは強塩基性樹脂なので、選択肢4は誤りです。強酸性樹脂が広いpH範囲で働くこと、価数が大きいほど選択性が高いこと、Na形樹脂を食塩水で再生すること、H形樹脂の処理水が酸性になることは、いずれも正しい記述です。中性塩分解能があるのは「強酸性・強塩基性」の樹脂だけだと覚えておきましょう。
根拠:イオン交換樹脂の種類と特性(選択性・中性塩分解能・再生)