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公害防止管理者「汚水処理特論」練習問題 第16問

難易度:標準

有害物質を含む排水の処理に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. 1六価クロムを含む排水は、酸性条件で還元剤を加えて三価クロムに還元した後、アルカリ性にして水酸化物として沈殿させる。
  2. 2シアンを含む排水をアルカリ塩素法で処理するとき、第一段階の酸化は酸性条件で行う。
  3. 3鉄シアノ錯体は、アルカリ塩素法によって容易に分解できる。
  4. 4亜鉛を水酸化物として沈殿除去する場合、pHを高くするほど溶解度は下がり続ける。
  5. 5硫化物法で生成する金属硫化物は、一般に金属水酸化物より溶解度が大きい。
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正解:1

六価クロムは、亜硫酸水素ナトリウムなどにより酸性条件(pH 2〜3程度)で三価クロムに還元し、その後アルカリ性にして水酸化クロムとして沈殿させます。シアンの第一段階を酸性条件で行うと有毒なシアン化水素が発生するので、アルカリ性条件で行います。鉄シアノ錯体はきわめて安定で、アルカリ塩素法ではほとんど分解できません。亜鉛は両性金属なので高pHでは再び溶け出し、金属硫化物は水酸化物より溶解度が小さいので、選択肢3〜5も誤りです。六価クロムは「酸性で還元、アルカリ性で沈殿」と覚えておきましょう。

根拠:六価クロム還元沈殿法・シアンのアルカリ塩素法・重金属の水酸化物法と硫化物法

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