金融庁のマネー・ローンダリング等対策に関するガイドラインにおける「リスクベース・アプローチ」に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1リスクベース・アプローチとは、すべての顧客・取引に対して一律に同水準の確認措置を講じる手法をいう。
- 2リスクの特定・評価は、他の金融機関が作成したリスク評価書をそのまま自らの評価として用いれば足りる。
- 3顧客のリスク評価は取引開始時に一度行えば足り、その後の見直しは不要である。
- 4リスクベース・アプローチとは、自らが直面するマネー・ローンダリング等のリスクを特定・評価し、これを自らの許容度の範囲内に実効的に低減するための措置を講じることをいう。
- 5マネー・ローンダリング等対策は担当部署の専門的業務であり、経営陣が主体的に関与する必要はない。
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正解:4
リスクベース・アプローチは、自らの商品・サービス、取引形態、国・地域、顧客属性等に応じてリスクを特定・評価し、リスクに見合った低減措置を講じる考え方です。一律の措置は、ここでいうリスク対応とは異なります。リスクの特定・評価は犯罪収益移転危険度調査書等を勘案しつつ自ら行う必要があり、顧客管理も継続的に見直していくことが求められます。経営陣の主体的かつ積極的な関与も明示されています。押さえておくべき点は「特定・評価・低減を自ら行い、継続的に見直す」です。
根拠:金融庁「マネー・ローンダリング・テロ資金供与・拡散金融対策に関するガイドライン」