金融商品取引法上の外務員制度に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれですか。
- 1外務員の登録は、外務員となる者本人が、所属先を経由せずに内閣総理大臣に直接申請して受けるものとされている。
- 2登録を受けていない従業員であっても、登録外務員である上司が同行していれば、単独で顧客に有価証券の売買の勧誘を行うことができる。
- 3外務員は、その所属する金融商品取引業者等に代わって、有価証券の売買等に関して一切の裁判外の行為を行う権限を有するものとみなされるが、相手方が悪意であった場合はこの限りでない。
- 4外務員の行為については、相手方が外務員に権限がないことを知っていた場合であっても、所属する金融商品取引業者等は常に責任を負う。
- 5登録金融機関である銀行の職員は、預金業務の延長として投資信託を勧誘するため、外務員登録を受けずに勧誘を行うことができる。
正解と解説を見る
正解:3
外務員は所属する金融商品取引業者等に代わって、有価証券の売買等について一切の裁判外の行為を行う権限を持つものとみなされます。これは顧客を守るための規定で、相手方が悪意(権限がないことを知っていた)の場合は適用されません。そのため、選択肢4のように「常に責任を負う」とするのは誤りです。登録は所属する業者が申請するもので(事務は日本証券業協会に委任されています)、無登録の者が外務員の職務を行うことは、上司が同行していても、銀行の職員であっても認められません。外務員の権限はみなし規定だが、悪意の相手方は保護されない、という点を押さえておきましょう。
根拠:金融商品取引法第64条、第64条の2、第64条の3