次の事例を読んで、問いに答えなさい。 〔事例〕 Wさん(19歳、男性)は自閉スペクトラム症と知的障害があり、生活介護事業所に通っている。言葉だけの指示は理解しにくく、作業の順番がわからなくなると立ち止まってしまう。先日、予定していた外出が雨で急に中止になった際、大声を出して床に寝転がり、しばらく落ち着かなかった。 Wさんへの支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 1予定の変更に慣れるよう、意図的に予定を頻繁に変える。
- 2指示が伝わるまで、大きな声で同じ言葉を繰り返す。
- 3一日の予定を写真や絵カードで示し、変更がある場合は事前に視覚的に伝える。
- 4「あとで」「そのうち」など、幅を持たせた表現で伝える。
- 5大声を出したときは、複数の職員で身体を押さえて声をかけ続ける。
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正解:3
自閉スペクトラム症のある人は、耳で聞く情報より目で見る情報のほうが理解しやすいことが多く、見通しが立たないと強い不安を感じます。写真や絵カードで予定を示し、変更も事前に視覚的に伝える方法(構造化)が有効です。わざと予定を変えることや大声で繰り返すことは不安や混乱を強め、あいまいな表現も理解しにくくなります。パニックの際に大勢で押さえつけると刺激が増えるため、静かな環境で落ち着くのを待つことが基本です。自閉スペクトラム症への支援では、見通しと視覚的な手がかりが大切です。
根拠:障害の理解:自閉スペクトラム症の特性と構造化(TEACCHの考え方)による支援