次の事例を読んで、問いに答えなさい。 〔事例〕 Xさん(81歳、女性)は変形性膝関節症があり、介護老人福祉施設に入所している。個別介護計画の短期目標を「日中、歩行器を使って居室からトイレまで歩いて行ける(期間3か月)」とし、支援を行ってきた。3か月後、日中はほぼ毎回歩行器でトイレまで行けるようになった。一方、夜間はベッド横のポータブルトイレを使っているが、先週、夜中に一人でトイレまで歩こうとしてふらつき、職員に支えられたことがあった。Xさんは「夜もトイレで用を足したい」と話している。 この時点での介護福祉士の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 1短期目標を達成したので、歩行に関する支援を終了する。
- 2転倒を防ぐため、夜間はおむつを使用する計画に変更する。
- 3夜間の排泄状況や転倒の危険について再アセスメントを行い、Xさんの意向を踏まえて計画を修正する。
- 4夜間に一人で歩かないよう、ベッドに柵を4本つけて対応する。
- 5家族の意向だけを聞き取り、次の目標を決める。
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正解:3
介護過程では、評価の結果、新しい課題や本人の意向が見えたときは、再アセスメントを行って計画を修正します。Xさんは日中の目標を達成しましたが、夜間の転倒の危険と「夜もトイレに行きたい」という希望が新たに出てきたため、夜間の状況(ふらつきの原因、照明、動線、排泄の時間など)を情報収集して分析することが必要です。支援の終了やおむつへの変更は本人の意向と残っている能力を無視しており、ベッドを柵で囲むことは身体拘束にあたります。家族の意向だけで目標を決めるのは、本人主体の原則に反します。評価で新たな課題が見えたら、再アセスメントして計画を見直すことを覚えておきましょう。
根拠:介護過程:評価と再アセスメント(介護過程の循環)、身体拘束禁止の原則