皮膚に用いる抗炎症成分に関する次の記述a〜dのうち、正しいものの組み合わせはどれか。 a ステロイド性抗炎症成分は末梢組織の免疫機能を低下させる作用を示すため、水痘(水疱瘡)、みずむし、たむし等または化膿している患部への使用は避ける必要がある。 b ステロイド性抗炎症成分を含む外用薬は、広範囲に生じた慢性の湿疹に長期間連用することが推奨される。 c ケトプロフェンを含む外用薬では、光線過敏症のおそれがあるため、使用中だけでなく使用後も当分の間、塗布部を紫外線に当てないようにする必要がある。 d ケトプロフェンは、オキシベンゾンを含む日焼け止めでアレルギー症状を起こしたことがある人でも問題なく使用できる。
- 1(a、c)
- 2(a、d)
- 3(b、c)
- 4(b、d)
- 5(c、d)
正解と解説を見る
正解:1
ステロイド性抗炎症成分は免疫機能を抑えるため、細菌、真菌、ウイルスによる皮膚感染症や化膿した患部には使用を避けるので、aは正しい記述です。ケトプロフェンは光線過敏症を起こすことがあり、使用後もしばらくは塗布部を紫外線から守る必要があるので、cも正しい記述です。ステロイド外用薬は広範囲への使用や長期連用に向かないため、bは誤りです。オキシベンゾンやオクトクリレンを含む製品でアレルギーを起こしたことがある人は、ケトプロフェンでも同じ反応が起こるおそれがあるため使用を避けます。よってdも誤りです。ケトプロフェンは「光線過敏症」と「交差反応する成分」をセットで覚えましょう。
根拠:試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月版)第3章「皮膚に用いる薬」