医薬品の有効成分の体内分布及び血中濃度に関する次の記述の正誤について、正しいものの組み合わせはどれか。 a 小児では血液脳関門が未発達であるため、循環血液中に移行した医薬品の成分が脳の組織に達しやすい。 b 有効成分の血中濃度が最小有効濃度(閾値)を下回ると、薬効は消失する。 c 一度に大量の医薬品を使用して血中濃度を高くすれば、それに応じて薬効はいくらでも強くなる。 d 全身作用を目的とする医薬品の多くは、有効成分の血中濃度が治療域に維持されるよう、使用量及び使用間隔が定められている。
- 1a正 b誤 c正 d正
- 2a誤 b正 c正 d誤
- 3a正 b正 c正 d誤
- 4a誤 b誤 c誤 d正
- 5a正 b正 c誤 d正
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正解:5
a、b、dは正しく、cだけが誤りです。血中濃度がある濃度を超えると、それ以上強い薬効は得られず、副作用や毒性が現れやすくなるだけです。小児は血液脳関門が未発達なので、医薬品の成分が脳に達しやすくなります。血中濃度が最小有効濃度を下回ると薬効は消失するため、治療域を保てるように使用量と使用間隔が決められています。「多く使っても効き目は頭打ちになり、害だけが増える」と覚えておきましょう。
根拠:試験問題の作成に関する手引き 第2章「人体の働きと医薬品」II 薬が働く仕組み(体内での働き、血中濃度と薬効)