小腸及び大腸に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 1空腸は小腸の下部約60%を占め、回腸は胃から連なる約25cmのC字型に彎曲した部分である。
- 2小腸の内壁は平滑で、絨毛や微絨毛は存在しない。
- 3大腸の腸内細菌は、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンK等の物質を産生している。
- 4通常、糞便の成分の大半は食物の残滓であり、水分はわずかである。
- 5大腸は多くの消化酵素を分泌し、栄養分の消化・吸収の中心的な役割を担っている。
正解と解説を見る
正解:3
大腸の腸内細菌は、ビタミンK等の物質を産生しています。胃から連なる約25cmのC字型の部分は十二指腸で、空腸は小腸の上部約40%、回腸は残りの約60%です。小腸の内壁には輪状のひだがあり、その表面は絨毛と微絨毛に覆われています。糞便の大半は水分で、食物の残滓は約5%しかありません。大腸の粘膜は消化をほとんど行わず、水分とナトリウム等の電解質を吸収します。「ビタミンKを産生するのは大腸の腸内細菌」と覚えておきましょう。
根拠:試験問題の作成に関する手引き 第2章「人体の働きと医薬品」I 人体の構造と働き(消化器系:小腸・大腸)