医薬品の副作用に関する次の記述の正誤について、正しいものの組み合わせはどれか。 a 偽アルドステロン症は、体内にカリウムが貯留し、体からナトリウムと水が失われることによって生じる病態である。 b 間質性肺炎は、気管支又は肺胞が細菌に感染して炎症を生じたものであり、一般的な肺炎と同じ病態である。 c 無菌性髄膜炎は、多くの場合、発症は急性で、首筋のつっぱりを伴った激しい頭痛、発熱、吐きけ・嘔吐、意識混濁等の症状が現れる。 d 医薬品の使用によって生じる精神神経障害は、大量服用や長期連用等の不適正な使用がなされた場合に限らず、通常の用法・用量でも発生することがある。
- 1(a、b)
- 2(a、c)
- 3(b、c)
- 4(b、d)
- 5(c、d)
正解と解説を見る
正解:5
c は無菌性髄膜炎の典型的な症状として正しく、d も手引きの記述どおり正しい内容です。a は逆で、偽アルドステロン症は体内に塩分(ナトリウム)と水が貯留し、体からカリウムが失われることで起こります。アルドステロンの分泌が増えていないのにこのような状態になるので「偽」と呼ばれます。b も誤りで、一般的な肺炎が気管支や肺胞の細菌感染であるのに対し、間質性肺炎は肺胞と毛細血管を取り囲む支持組織(間質)に起きる炎症です。偽アルドステロン症は「ナトリウムと水が貯留し、カリウムが失われる」と方向を正確に覚えておきましょう。
根拠:試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月版)第2章 III 1~2 全身的に現れる副作用、精神神経系・呼吸器系に現れる副作用