保険法に定める請求権代位(保険者が被保険者の第三者に対する債権を取得すること)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 1保険者が取得する債権の額は、保険者が行った保険給付の額と、被保険者が第三者に対して有する債権の額のいずれか少ない額が限度となる。
- 2保険者は、保険給付を行えば、保険給付の額にかかわらず、被保険者が第三者に対して有する債権の全額を取得する。
- 3保険給付の額がてん補損害額に足りない場合でも、保険者は取得した債権について、被保険者より先に第三者から弁済を受けることができる。
- 4請求権代位は、保険の目的物の全部が滅失した場合に限って生じる。
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正解:1
請求権代位で保険者が取得する債権は、保険給付の額と被保険者債権の額のいずれか少ない額が限度です。保険給付がてん補損害額に足りない場合は、被保険者がまだ回収していない部分について保険者より先に弁済を受けられるため、選択肢3は誤りです。目的物の全部滅失を要件とするのは残存物代位であり、請求権代位とは別の制度です。請求権代位は「少ない額が限度」で、「不足がある場合は被保険者が優先」と覚えておきましょう。
根拠:保険法第24条、第25条