消費者契約法に関する次の記述のうち、正しいものはどれですか。
- 1事業者の債務不履行によって消費者に生じた損害を賠償する責任の全部を免除する契約条項は、無効とされる。
- 2消費者契約法における「消費者」には、事業として又は事業のために契約の当事者となる個人も含まれる。
- 3金融商品の販売について金融サービス提供法の規定が適用される場合には、消費者契約法の規定は適用されない。
- 4不実告知を理由とする契約の取消しは、事業者が故意に事実と異なることを告げた場合に限り認められる。
- 5消費者契約法に基づいて取り消された契約は、取消しの時から将来に向かってのみ効力を失う。
正解と解説を見る
正解:1
事業者の債務不履行による損害賠償責任の全部を免除する条項は、消費者の利益を不当に害するものとして無効になります。消費者契約法の「消費者」は個人に限られ、事業として又は事業のために契約の当事者となる個人は含まれません。金融サービス提供法と消費者契約法は、それぞれの要件を満たせば両方が適用されます。不実告知による取消しに事業者の故意は必要なく、取り消された契約は初めから無効であったものとみなされます。消費者契約法は「取消し」と「不当条項の無効」の2本柱である、と整理しておきましょう。
根拠:消費者契約法第2条、第4条、第8条、民法第121条