社会福祉や社会正義に関する思想家と、その主張・概念の組合せとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 1セン(Sen, A.)――「脱商品化」の程度によって福祉国家を類型化した。
- 2ノージック(Nozick, R.)――『福祉国家を越えて』で、福祉国家から福祉世界への展開を説いた。
- 3ロールズ(Rawls, J.)――「無知のヴェール」の下で選ばれる正義の原理として「格差原理」を示した。
- 4ベヴァリッジ(Beveridge, W.)――社会福祉政策を残余的モデル、産業的業績達成モデル、制度的再分配モデルに分類した。
- 5ブラッドショー(Bradshaw, J.)――人が実際に選択し達成できる機能の幅を「潜在能力(ケイパビリティ)」と呼んだ。
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正解:3
ロールズは『正義論』で、自分の立場を知らない「無知のヴェール」の下で合意される原理として、最も不利な人の利益を最大化する「格差原理」を示しました。「脱商品化」はエスピン-アンデルセン、『福祉国家を越えて』はミュルダール、社会福祉政策の三つのモデルはティトマス、潜在能力はセンの概念です。ノージックはむしろ最小国家を主張した論者です。人物とキーワードは取り違えやすいので、ペアにして覚えておきましょう。
根拠:ロールズ『正義論』(1971年)