2018年に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が評価された主な理由として、最も適切なものはどれか。
- 1ヨーロッパの技術を取り入れて明治時代以降に建てられた、教会建築そのものの芸術的価値
- 2南蛮貿易によって栄えた港町に残る、東西の文化が融合した都市景観
- 3禁教期に、日本の伝統的な宗教や社会と共生しながら、ひそかに信仰を続けた独特の文化的伝統
- 4島原・天草一揆に勝利したキリシタンが築き上げた、信仰にもとづく自治の歴史
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正解:3
この遺産は、キリスト教が禁じられていた17〜19世紀の日本で、潜伏キリシタンが神道や仏教などと折り合いをつけながら信仰を守り続けた独特の文化的伝統を物語るものとして評価されました。当初は「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」として推薦されましたが、ICOMOSの助言を受けていったん取り下げ、禁教期の歴史に焦点を当てた内容に見直されました。島原・天草一揆はキリシタン側の敗北に終わり、その舞台の原城跡は潜伏が始まるきっかけを示す資産として含まれています。評価の中心は建物の美しさではなく「禁教期の信仰の伝統」である点を覚えておきましょう。
根拠:長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産(2018年登録)の顕著な普遍的価値