1994年に奈良で開かれた国際会議で採択され、遺産の真正性(オーセンティシティ)は一律の基準ではなく、それぞれの文化的背景に即して判断されるべきだとする考え方を示した文書はどれか。
- 1ヴェネツィア憲章
- 2オーセンティシティに関する奈良ドキュメント
- 3ブダペスト宣言
- 4アテネ憲章
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正解:2
1994年の「世界遺産条約における真正性に関する奈良会議」で採択された奈良ドキュメントは、文化の多様性を尊重し、真正性はそれぞれの文化の文脈の中で評価されるべきだと示しました。これにより、解体修理や再建を重ねて受け継がれてきた木造建築なども、真正性を備えたものとして評価しやすくなりました。ヴェネツィア憲章は1964年に採択された記念建造物と遺跡の保存修復に関する国際憲章、ブダペスト宣言は2002年の世界遺産委員会で採択された戦略目標の宣言、アテネ憲章は1931年の歴史的記念建造物の修復に関する憲章で、いずれも別の文書です。文化の多様性の観点から真正性の考え方を広げたのが奈良ドキュメントだと覚えておきましょう。
根拠:オーセンティシティに関する奈良ドキュメント(1994年)、世界遺産条約履行のための作業指針(真正性の条件)