原料の不純物量xと製品の強度yの関係を調べたい。出荷検査に合格した製品(強度が規格内に入っているもの)だけを集めて散布図を作ったところ、点が広く散らばり、相関がほとんど見られなかった。この結果の解釈として、最も適切なものはどれか。
- 1相関係数が0に近いので、不純物量と強度は無関係と結論してよい。
- 2強度が規格内のデータに限られているためyの範囲が狭く、本来ある相関が弱く見えている可能性がある。範囲を広げたデータで確認すべきである。
- 3データの数を増やせば必ず強い相関が現れるので、同じ条件でデータを追加すればよい。
- 4点が広く散らばっているのは曲線的な関係があるためで、この場合の相関係数は必ず負になる。
- 5合格品だけのデータの方がばらつきが小さく信頼できるので、全数のデータで散布図を作る必要はない。
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正解:2
散布図を作るときにデータの範囲を限ると(この例では強度が規格内のものだけ)、全体では見える相関が弱く表れることがあります。そのため、相関が見られないからといって「無関係」とはいえず、不合格品も含めた広い範囲のデータで確かめる必要があります。同じ条件でデータを増やしても範囲が限られたままなので、強い相関が現れるとはかぎりません。また、曲線的な関係だからといって相関係数が必ず負になるわけでもありません。散布図では、データを取る範囲によって相関の見え方が変わることを覚えておきましょう。
根拠:QC七つ道具:散布図の読み方(データの範囲を限ったときの相関の見え方)