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日本語教育能力検定試験「言語と心理」練習問題 第15問

難易度:標準

カミンズ(J. Cummins)の生活言語能力(BICS)と学習言語能力(CALP)に関する説明として、最も適当なものはどれか。

  1. 1BICSは文脈の手がかりが少なく、認知的負荷の高い場面で使われる言語能力である。
  2. 2CALPは、一般に習得までにBICSよりも長い期間を要するとされる。
  3. 3BICSが身についた子どもは、教科学習に必要な言語能力も同時に身についていると考えてよい。
  4. 4CALPは第二言語で新たに獲得されるもので、母語で身につけた学習言語能力とは関係がないとされる。
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正解:2

カミンズは、日常会話に使うBICSはおよそ1〜2年で身につくのに対し、教科学習に必要なCALPは5〜7年程度かかると述べています。文脈の手がかりが少なく認知的負荷が高いのはCALPの特徴なので、1は説明が逆です。会話が流暢でも教科学習についていけない子どもがいることが、この区別の出発点なので、3も誤りです。また、カミンズは言語相互依存仮説で、母語で培った認知・学習面の能力は第二言語に転移しうるとしているので、4も誤りです。日常会話が流暢でも、学習言語能力が育っているとは限らない点が要点です。

根拠:Cummins のBICS/CALP、言語相互依存仮説

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