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日本語教育能力検定試験「言語と社会」練習問題 第3問

難易度:標準

ブラウンとレビンソン(P. Brown & S. Levinson)のポライトネス理論で、相手のネガティブ・フェイスに配慮したストラテジーの例として最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。

  1. 1「そのシャツ、すごく似合ってるね。ところで、ちょっと頼みがあるんだけど。」
  2. 2「私たち、同じチームの仲間でしょ。手伝ってよ。」
  3. 3「窓、開けて。」
  4. 4「お忙しいところ大変恐縮ですが、もしよろしければ、少しお時間をいただけないでしょうか。」
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正解:4

ネガティブ・フェイスは「他者に邪魔されたくない、立ち入られたくない」という欲求で、これに配慮するには、謝罪、ためらい(ヘッジ)、相手の負担を小さく見せる表現などを使います。4はまさにそれに当たります。1の称賛と2の仲間意識の強調は、ポジティブ・フェイスに訴えるストラテジーです。3は補償行為を伴わない、あからさまな言い方です。覚えておくポイントは、ネガティブ・ポライトネスは「距離を置き、相手の負担に配慮する」方向の配慮だということです。

根拠:Brown & Levinson(1987)『Politeness: Some Universals in Language Usage』

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