地下水汚染の原因となる物質とその主な発生源又は生成の経緯の組合せとして、誤っているものはどれか。
- 1シス-1,2-ジクロロエチレン ― 除草剤として農地に散布されたものが地下に浸透
- 2テトラクロロエチレン ― ドライクリーニングの洗浄溶剤
- 3トリクロロエチレン ― 金属部品の脱脂洗浄剤
- 41,4-ジオキサン ― 1,1,1-トリクロロエタンの安定剤や、界面活性剤の製造工程における副生成物
- 5砒素 ― 地質に由来する自然的要因のほか、鉱山や工場などの人為的要因
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正解:1
シス-1,2-ジクロロエチレンは、地中にしみ込んだテトラクロロエチレンやトリクロロエチレンが、酸素の少ない条件で微生物に分解されて生じるものとして検出されることが多い物質です。分解がさらに進むと、クロロエチレン(塩化ビニルモノマー)が生じます。テトラクロロエチレンはドライクリーニング、トリクロロエチレンは金属の脱脂の溶剤として広く使われ、不適切な取扱いによる地下浸透が汚染の主な原因となりました。1,4-ジオキサンは溶剤の安定剤や界面活性剤製造時の副生成物として、砒素は自然由来と人為由来の両方の発生源があるものとして知られています。「揮発性有機塩素化合物による汚染では、もとの物質だけでなく分解生成物も地下水中に現れる」ことを押さえておきましょう。
根拠:地下水の水質汚濁に係る環境基準の対象物質(揮発性有機塩素化合物・1,4-ジオキサン・砒素)と主な発生源