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公害防止管理者「水質概論」練習問題 第8問

難易度:標準

富栄養化とその防止対策に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 1富栄養化は、窒素やりんなどの栄養塩類が湖沼や閉鎖性海域に多量に流入・蓄積し、植物プランクトン等が異常に増殖する現象である。
  2. 2青潮は、底層の貧酸素水塊が風などによって表層に湧昇し、含まれる硫化物が酸化されて生じた硫黄等の微粒子により、水面が青白く見える現象である。
  3. 3排水からの窒素除去には、好気条件でアンモニア性窒素を硝酸性窒素に酸化した後、無酸素条件で窒素ガスに還元して除去する生物学的硝化脱窒法が用いられる。
  4. 4湖沼や閉鎖性海域のCODは、ほぼすべてが陸域から流入する有機物に由来し、植物プランクトンの増殖による内部生産の寄与は無視できる。
  5. 5排水からのりん除去には、アルミニウム塩や鉄塩などを用いる凝集沈殿法や、嫌気条件と好気条件を交互に繰り返す生物学的りん除去法がある。
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正解:4

富栄養化した湖沼や閉鎖性海域では、流れ込んだ栄養塩類を使って植物プランクトンが有機物を新たにつくる「内部生産」の寄与が大きく、CODの相当部分を占めることがあります。そのため、有機物(COD)を減らすだけでなく、窒素とりんの流入負荷を減らすことが対策の柱になっています。総量規制でも窒素とりんが指定項目に加えられています。青潮のでき方や、硝化脱窒による窒素除去、凝集沈殿や嫌気・好気法によるりん除去は、いずれも正しい記述です。「閉鎖性水域ではCODの内部生産が大きいため、窒素・りん対策が欠かせない」と覚えておきましょう。

根拠:水質汚濁防止法第4条の2(総量規制の指定項目)、富栄養化の機構と栄養塩類除去技術

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