水質汚濁物質とその摂取等による主な健康影響の組合せとして、誤っているものはどれか。
- 1メチル水銀 ― 感覚障害、運動失調、求心性視野狭窄などの中枢神経障害
- 2ふっ素 ― 皮膚の色素沈着や角化症、皮膚がん
- 3カドミウム ― 腎臓の尿細管障害、骨軟化症
- 4硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 ― 乳児のメトヘモグロビン血症
- 5六価クロム ― 皮膚や粘膜の潰瘍、鼻中隔穿孔
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正解:2
皮膚の色素沈着や角化症、皮膚がんは、慢性砒素中毒の代表的な症状です。ふっ素をとりすぎた場合に知られているのは、斑状歯や骨硬化症(骨フッ素症)です。メチル水銀は水俣病の原因物質で中枢神経を侵し、カドミウムは腎障害とそれに伴う骨軟化症を起こしてイタイイタイ病の原因となりました。硝酸性窒素は体内で亜硝酸性窒素に変わり、乳児では血液が酸素を運ぶ力が落ちるメトヘモグロビン血症を起こすおそれがあります。「砒素は皮膚、ふっ素は歯と骨、カドミウムは腎臓と骨、メチル水銀は神経」と対応させて覚えましょう。
根拠:人の健康の保護に関する水質環境基準の対象物質の毒性(水俣病・イタイイタイ病等の公害事例を含む)