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公害防止管理者「公害総論」練習問題 第18問

難易度:標準

成層圏オゾン層の破壊に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 1クロロフルオロカーボン(CFC)は化学的に安定で、対流圏ではほとんど分解されずに成層圏に達し、強い紫外線によって分解されて塩素原子を放出する。
  2. 2放出された塩素原子はオゾンと反応して一酸化塩素となり、一酸化塩素が酸素原子と反応して塩素原子が再生される連鎖反応により、オゾンが次々と分解される。
  3. 3南極域のオゾンホールの形成には、極域成層圏雲の表面で起こる反応による塩素の活性化が関与しており、オゾンホールは南半球の春季(9〜10月ごろ)に大きく発達する。
  4. 4ハロンは臭素を含み、オゾン層破壊係数がCFCより大きいものがある。
  5. 5ハイドロフルオロカーボン(HFC)は塩素を含まないためオゾン層を破壊せず、温室効果も小さいことから、国際的な削減の対象とはされていない。
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正解:5

HFCはオゾン層を破壊しない代替フロンですが、多くは二酸化炭素の数百倍以上という強い温室効果を持ちます。そのため、2016年のモントリオール議定書キガリ改正で生産・消費の段階的削減の対象になりました。温室効果が小さく削減対象外とする5は誤りです。1〜4は、成層圏でフロン類から生じた塩素原子による触媒的なオゾン分解と、極域成層圏雲が関与する南極オゾンホールの形成を正しく説明しています。HFCは「オゾン層は壊さないが、温暖化への影響が大きい」と覚えておきましょう。

根拠:オゾン層の保護のためのウィーン条約、モントリオール議定書(2016年キガリ改正)、オゾン層破壊の化学機構

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