湖沼における水温成層と水環境への影響に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 1夏季には表層水が温められて水温成層が形成され、表層と深層の水の鉛直混合が妨げられる。
- 2成層期には、深層で有機物の分解に溶存酸素が消費される一方で酸素の供給が乏しいため、深層が貧酸素化しやすい。
- 3底層が貧酸素状態になると、底泥からりん酸イオンが溶出しやすくなり、富栄養化を助長する。
- 4底層が嫌気的になると、硫酸還元菌の働きにより硫化水素が生成されることがある。
- 5秋から冬にかけて表層水温が低下すると成層はさらに強化され、湖水の全層循環は起こらなくなる。
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正解:5
秋から冬にかけて表層水が冷えて密度が大きくなると、成層は弱まり、湖水が上下に混ざり合う全層循環(循環期)が起こります。夏季の成層期には鉛直混合が妨げられ、深層が貧酸素化します。すると鉄などと結合していたりんが溶け出し、硫酸還元によって硫化水素が生じることもあります。覚えておく点は、「夏に成層して深層が貧酸素化、秋冬に循環」という季節変化の流れです。