1960年代にジョセフ・ワイゼンバウムが開発した対話プログラム「ELIZA(イライザ)」に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1大量の会話データからニューラルネットワークで応答を学習する仕組みで、現在の大規模言語モデルの直接の原型となった。
- 2医療診断の専門知識をif-thenルールとして大量に持ち、血液感染症の患者に適した抗生物質を推薦した。
- 3相手の発言をあらかじめ用意したパターンと照合して応答を返すだけで、発言の意味は理解していなかったが、本当に理解されていると感じる利用者もいた。
- 4利用者の発話の意味を理解したうえで、対話の中で得た新しい知識を自ら知識ベースに蓄え、推論に利用する仕組みを備えていた。
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正解:3
ELIZAは、MITのジョセフ・ワイゼンバウムが開発した対話プログラムです。入力文をあらかじめ用意したパターンと照合し、決まった形の応答を返すだけの仕組みでした。それでも本当に理解されていると感じる利用者が現れ、この現象は「イライザ効果」と呼ばれます。ニューラルネットワークによる学習とは無関係で、抗生物質を推薦する医療診断はエキスパートシステムMYCINの特徴です。ELIZAは「パターンマッチで、意味を理解せずに応答した」と覚えておきましょう。
根拠:J. Weizenbaum によるELIZA(1966年発表)とイライザ効果