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ビジネス実務法務検定試験「企業取引の法務」練習問題 第7問

難易度:標準

不法行為に関する次の記述のうち、民法上、最も適切なものを1つ選びなさい。

  1. 1被害者にも過失があった場合、裁判所は、損害賠償の額を定めるにあたり、必ず被害者の過失を考慮して賠償額を減額しなければならない。
  2. 2土地の工作物の設置または保存に瑕疵があって他人に損害を生じさせた場合に、工作物の占有者が損害の発生を防止するのに必要な注意をしたときは、その所有者が損害賠償責任を負う。
  3. 3使用者責任に基づいて被害者に損害を賠償した使用者は、加害行為をした被用者に対して求償することは一切できない。
  4. 4数人が共同の不法行為によって他人に損害を加えた場合、各行為者は、自己の寄与した割合に応じた部分についてのみ賠償責任を負う。
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正解:2

工作物責任は、まず占有者が負い、占有者が必要な注意をしたことを証明したときは所有者が負います。所有者の責任は無過失責任です。不法行為の過失相殺は、裁判所が被害者の過失を「考慮することができる」と定められており、考慮するかどうかは裁判所の裁量に委ねられています。使用者は被用者に求償できますが、判例は信義則上その範囲を制限しています。共同不法行為者は、各自が損害の全額について連帯して責任を負います。工作物責任では「占有者が第一次、所有者は免責のない最終的な責任者」と押さえましょう。

根拠:民法715条、717条1項、719条1項、722条2項

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