株式の発行に関する記述として、正しいものはどれか。
- 1公募増資は、特定の第三者に対してのみ新株を引き受ける権利を与えて行う増資である。
- 2株主割当増資において新株の割当てを受ける権利を与えられた株主は、その権利を行使して必ず払込みを行わなければならない。
- 3公開会社が第三者割当増資を行う場合において、払込金額が引受人に特に有利な金額であるときは、株主総会の特別決議が必要である。
- 4時価発行による公募増資の払込金は、その全額を資本金として計上しなければならない。
- 5ブックビルディング方式では、投資家の需要状況を考慮せず、発行会社が過去の業績のみに基づいて公開価格を決定する。
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正解:3
公開会社の募集株式の発行は原則として取締役会決議で行えます。ただし、払込金額が引受人に特に有利な金額となる場合(有利発行)は既存株主の利益を害するおそれがあるため、株主総会の特別決議が必要です。公募増資は不特定多数の投資家を対象とするもので、特定の者に割り当てるのは第三者割当増資です。また、株主割当で与えられるのは引受けの権利であって義務ではなく、払込金のうち2分の1を超えない額は資本準備金にできます。ブックビルディング方式は投資家の需要状況を踏まえて公開価格を決める方式であり、有利発行には特別決議が必要という点を押さえましょう。
根拠:会社法第199条第3項、第201条第1項、第309条第2項第5号、第445条