「シマ」と「ウマ」という言葉の意味を辞書的に知っていても、それらの記号が実世界の何を指しているのかを結び付けられていなければ、初めてシマウマを見たときに「シマのあるウマ」だと認識することはできない。このように、AIが扱う記号と、その記号が表す実世界の対象とを結び付けることの難しさを指す問題として、最も適切なものはどれか。
- 1フレーム問題
- 2知識獲得のボトルネック
- 3シンボルグラウンディング問題
- 4モラベックのパラドックス
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正解:3
記号(シンボル)を、それが指し示す実世界の対象や感覚と結び付ける(グラウンディングする)ことの難しさは、シンボルグラウンディング問題と呼ばれ、スティーブン・ハルナッドが提唱しました。フレーム問題は、タスクに関係のある事柄だけを選び出すことの難しさです。知識獲得のボトルネックは、エキスパートシステムを作る際に専門家の知識を引き出してルール化することが難しいという課題を指します。モラベックのパラドックスは、高度な推論よりも知覚や運動のほうがAIには難しいという指摘です。覚えておきたいのは、「記号と実世界の意味を結び付けられない」問題がシンボルグラウンディング問題で、シマウマの例とあわせて押さえることです。
根拠:シンボルグラウンディング問題(スティーブン・ハルナッド、1990年)