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日本語教育能力検定試験「言語と社会」練習問題 第13問

難易度:基礎

柳田国男が『蝸牛考』で示した「方言周圏論」の説明として最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。

  1. 1日本の方言は東日本方言と西日本方言に大きく二分され、その境界は糸魚川・浜名湖線付近にある。
  2. 2文化の中心地で生まれた新しい語形が同心円状に周辺へ広がるため、中心から遠く離れた地域に古い語形が残りやすい。
  3. 3文化の中心地には古い語形が最もよく保存され、周辺地域ほど新しい語形が生まれやすい。
  4. 4全国の方言を、音韻・文法などの特徴に基づいて地域ごとに区画し、体系的に分類する。
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正解:2

柳田国男は「カタツムリ」を表す語の全国分布を調べ、京都を中心に新しい語が波紋のように広がった結果、遠い地域ほど古い語形が残っていると考えました。3は中心と周辺の関係が逆です。1は東西方言の対立についての記述で、4は東条操らの方言区画論に近い考え方です。押さえておきたいのは、「中心が新しく、周辺が古い」という分布の解釈です。

根拠:柳田国男『蝸牛考』(方言周圏論)

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