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日本語教育能力検定試験「言語と社会」練習問題 第1問

難易度:基礎

ファーガソン(C. A. Ferguson)が提唱した「ダイグロシア」の説明として最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。

  1. 1一人の話者が二つの言語を、どちらも母語話者と同程度に使いこなせる状態
  2. 2一つの社会で、系統的に関連のある二つの変種が、改まった場面で用いる上位変種と日常会話で用いる下位変種として、機能によって使い分けられている状態
  3. 3母語の異なる人々が交易などで接触した結果、共通語として生まれた簡略化された言語
  4. 4移民の家庭で、世代を経るにつれて継承語が使われなくなり、受け入れ社会の言語に置き換わっていく現象
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正解:2

ダイグロシアは個人の能力ではなく社会の状態を指す概念で、上位変種(H)と下位変種(L)が場面や機能によって分担されている状況をいいます。1は個人のバイリンガリズム、3はピジン、4は言語シフトの説明です。覚えておくポイントは、ダイグロシアは「社会における変種の機能分担」だということです。

根拠:Ferguson(1959)「Diglossia」

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