排ガス中のダスト濃度の測定(JIS Z 8808)における等速吸引に関する記述として、正しいものはどれか。
- 1吸引ノズルの吸引速度が測定点の排ガス流速より大きい場合、粗大粒子が過剰に捕集されるため、ダスト濃度は真の値より高く測定される。
- 2粒子径がおおむね1 µm以下の微細粒子のみからなるダストでは、吸引速度のずれによる測定誤差は、粗大粒子を含むダストの場合より大きくなる。
- 3等速吸引とは、各測定点において吸引ガス量を同一の一定値に保って吸引することをいう。
- 4等速吸引を行っていれば、吸引ノズルの先端を排ガスの流れの方向に対して直角に向けても測定値に影響はない。
- 5吸引ノズルの吸引速度が測定点の排ガス流速より小さい場合、慣性の大きい粗大粒子がノズルに過剰に流入するため、ダスト濃度は真の値より高く測定される。
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正解:5
吸引速度が排ガス流速より小さいと、ノズル前方で流線が外側へ広がります。しかし慣性の大きい粗大粒子は流線に乗らずにノズルへ入り込むため、ダスト濃度は真の値より高く出ます。反対に吸引速度が大きすぎると粗大粒子が取り込まれにくくなり、濃度は低めに出ます。微細粒子は気流によく追従するので、速度のずれによる誤差は粗大粒子より小さくなります。等速吸引とは各測定点で吸引速度を排ガス流速に合わせることで、ノズルは気流の上流側に正対させます。「吸引が遅いと高め、速いと低め」と覚えておきましょう。
根拠:JIS Z 8808(排ガス中のダスト濃度の測定方法)— 等速吸引