アンモニアを還元剤とする選択的接触還元法による排煙脱硝に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 1NH3/NOモル比を大きくするほど脱硝率は向上し、未反応のまま排出されるアンモニア(リークアンモニア)も少なくなる。
- 2主反応は 4NO + 4NH3 + O2 → 4N2 + 6H2O で表され、排ガス中の酸素も反応に関与する。
- 3触媒としては、酸化チタンを担体とし、五酸化バナジウムなどを活性成分とするものが広く用いられている。
- 4一般的な反応温度は300〜400 ℃程度である。
- 5排ガス中にSO3が含まれると、未反応のアンモニアと反応して酸性硫酸アンモニウムを生成し、後流の空気予熱器の閉塞や腐食の原因となることがある。
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正解:1
NH3/NOモル比を大きくすると脱硝率は上がりますが、反応しきれないアンモニアが増えるため、リークアンモニアはむしろ多くなります。そのため、実際の運転ではモル比はおおむね1前後に制御されます。リークアンモニアはSO3と反応して酸性硫酸アンモニウムを生成し、空気予熱器の閉塞などを招きます。アンモニアの注入量は脱硝率とリークアンモニアのバランスで決まると覚えておきましょう。
根拠:排煙脱硝:アンモニア接触還元法(選択的接触還元法、SCR)