大気汚染防止法に基づく揮発性有機化合物の排出規制に関する記述として、正しいものはどれか。
- 1揮発性有機化合物とは、大気中に排出され又は飛散した時に気体である全ての有機化合物をいい、メタンも規制の対象に含まれる。
- 2揮発性有機化合物の排出規制は、主として酸性雨の原因となる硫酸塩の生成を抑制することを目的として導入された。
- 3揮発性有機化合物の排出及び飛散の抑制は、排出規制と事業者の自主的な取組とを適切に組み合わせて効果的に行うことを旨として実施される。
- 4揮発性有機化合物の排出基準は、排出口における排出ガス中の揮発性有機化合物の重量濃度(mg/m³N)で定められている。
- 5揮発性有機化合物排出施設は、規模にかかわらず、揮発性有機化合物を使用する全ての塗装施設及び乾燥施設が対象である。
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正解:3
大気汚染防止法では、揮発性有機化合物の排出抑制は、排出規制と事業者の自主的取組を適切に組み合わせる(いわゆるベストミックス)ことを旨として行うと定めています。規制の対象は一定規模以上の施設に限られます。定義からはメタンなど、浮遊粒子状物質や光化学オキシダントの生成原因とならない物質が除かれています。規制の目的は酸性雨対策ではなく浮遊粒子状物質とオキシダントの生成抑制で、排出基準は炭素換算の容量比(ppmC)で定められています。VOC規制は「法規制と自主的取組の組合せ」によるSPM・光化学オキシダント対策だと押さえておきましょう。
根拠:大気汚染防止法第2条(揮発性有機化合物の定義)、第17条の3(施策等の実施の指針)