生物学的硝化・脱窒に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 1硝化は、アンモニア酸化細菌や亜硝酸酸化細菌などの独立栄養細菌によって好気条件下で行われる。
- 2硝化反応ではアルカリ度が消費されるため、原水のアルカリ度が不足するとpHが低下し、硝化が阻害されることがある。
- 3脱窒は、従属栄養細菌が無酸素条件下で硝酸イオンや亜硝酸イオンを窒素ガスに還元する反応である。
- 4脱窒には水素供与体として有機物が必要であり、不足する場合にはメタノールなどを添加する。
- 5硝化細菌は一般的な従属栄養細菌に比べて増殖速度が大きいため、汚泥滞留時間(SRT)を短くするほど硝化が進みやすい。
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正解:5
硝化細菌は独立栄養細菌で、従属栄養細菌よりも増殖速度が小さいため、SRTが短いと系外に流出してしまい硝化が進みません。硝化を安定させるには、SRTを十分に長く保つ必要があります。アルカリ度の消費、無酸素条件下での脱窒、メタノールなどの有機物の添加は、いずれも正しい記述です。硝化には長いSRTが必要であることを覚えておきましょう。
根拠:生物学的窒素除去(硝化・脱窒)の原理