利用者と介護職員との援助関係の基本となるバイステック(Biestek, F.)の7原則に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 1「個別化」とは、利用者を同じ疾患や障害をもつ人の集団の一人として理解することである。
- 2「受容」とは、利用者の反社会的な言動も含めて、すべてを正しいものとして認めることである。
- 3「統制された情緒的関与」とは、介護職員が自分の感情を自覚し、それを適切にコントロールしながら利用者に関わることである。
- 4「非審判的態度」とは、利用者の言動の善悪を介護職員が判断し、その結果を利用者に伝えることである。
- 5「自己決定」とは、利用者が決定に迷っているときに、介護職員が最善と考える方法を代わりに決めることである。
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正解:3
「統制された情緒的関与」は、利用者の感情に共感しつつ、介護職員自身の感情を自覚して適切にコントロールしながら関わる原則なので、3が正しいです。「受容」はありのままの利用者を受け止めることで、反社会的な言動を認めることまでは含みません。「非審判的態度」は、善悪を一方的に判断しないという原則です。「個別化」は利用者を集団の一人ではなく、かけがえのない個人としてとらえることで、「自己決定」は利用者が自分で決めることを尊重し、そのための支援をすることです。覚えておきたいのは、受容は「認める」ことではなく「受け止める」ことであり、統制された情緒的関与の中心は介護職員自身の感情の自覚とコントロールだという点です。
根拠:バイステックの7原則(F.P.バイステック『ケースワークの原則』)