Aの預金通帳と届出印を盗んだBが、Aになりすまして銀行Cの窓口で預金の払戻しを受けた。この場合のCの弁済の効力に関する次の記述のうち、民法上、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 1Bは真の債権者ではないので、Cの弁済はいかなる場合も無効である。
- 2Cが、Bが受領権者でないことについて善意かつ無過失であったときは、Cの弁済は有効となる。
- 3Cが、Bが受領権者でないことについて善意であれば、過失があってもCの弁済は有効となる。
- 4Cが善意かつ無過失であっても、Aに通帳等の管理について落ち度がなければ、Cの弁済は無効である。
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正解:2
取引上の社会通念に照らして受領権者としての外観を有する者に弁済した場合、弁済者が善意かつ無過失であれば、その弁済は有効になります。善意だけでは足りず、無過失も必要なので、選択肢3は誤りです。また、条文上、真の債権者に帰責事由があることは要件とされていないため、選択肢4も誤りです。受領権者の外観を有する者への弁済は「善意・無過失」で有効になると覚えておきましょう。
根拠:民法478条