集団における社会的影響に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- 1傍観者効果とは、緊急事態に居合わせた人の数が多いほど援助行動が起こりやすくなる現象をいう。
- 2アッシュ(Asch, S.)の実験では、正解が明らかな課題では他者の誤った判断に同調する人はみられなかった。
- 3集団極性化とは、集団で討議した後の意見が、個人の意見よりも穏当で中間的なものになる現象をいう。
- 4社会的促進とは、単純な課題や習熟した課題で、他者がいることによって作業成績が向上する現象をいう。
- 5社会的手抜きとは、集団の人数が増えるほど一人当たりの努力量が増加する現象をいう。
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正解:4
社会的促進は、他者がいることで単純な課題や慣れた課題の成績が上がる現象です。傍観者効果では、居合わせた人が多いほど援助は起こりにくくなります。アッシュの実験では、正解が明らかな線分の判断でも、多くの参加者が少なくとも一度はサクラの誤答に同調しました。集団極性化は討議後に意見がより極端な方向へ偏る現象で、社会的手抜きは人数が増えるほど一人当たりの努力が減る現象です。どの現象についても、効果がどちらの向きに働くかを押さえておきましょう。
根拠:社会心理学における社会的影響(心理学と心理的支援)