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世界遺産検定「世界遺産の基礎知識」練習問題 第2問

難易度:標準

世界遺産条約が成立するまでの経緯に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. 1エジプトのアスワン・ハイ・ダム建設でヌビア遺跡が水没の危機にさらされ、ユネスコが国際的な救済キャンペーンを展開したことが、条約誕生のきっかけの一つとなった。
  2. 2世界遺産条約は、1972年にニューヨークで開かれた国際連合総会で採択された。
  3. 3文化遺産と自然遺産をあわせて保護する構想は当初からユネスコ内で一本化されており、自然保護の側から別の条約案が出されることはなかった。
  4. 4世界遺産条約は採択された1972年のうちに発効し、同じ年に最初の世界遺産が登録された。
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正解:1

1960年代、アスワン・ハイ・ダムの建設でアブ・シンベル神殿などのヌビア遺跡が水没の危機に陥り、ユネスコの呼びかけによる国際的な救済キャンペーンで神殿の移築などが行われました。この出来事が「人類共通の遺産を国際協力で守る」という考え方を広め、条約誕生のきっかけの一つとなりました。条約は国連総会ではなく1972年にパリで開かれた第17回ユネスコ総会で採択され、発効は1975年、最初の世界遺産登録は1978年です。アメリカなどが提唱した自然保護の構想とユネスコの文化遺産保護の構想が一本化されて一つの条約になった点も押さえておきましょう。

根拠:世界遺産条約の成立経緯(ヌビア遺跡救済キャンペーン、1972年第17回ユネスコ総会での採択)

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