高齢者の薬物の作用と副作用に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 1体内の水分量が増えるため、水溶性の薬の血中濃度は低くなりやすい。
- 2腎臓からの排泄能力が低下するため、薬の作用が長く続きやすい。
- 3体脂肪の割合が減るため、脂溶性の薬は体内に蓄積しにくい。
- 4肝臓の代謝機能が高まるため、副作用は出にくくなる。
- 5服用する薬の種類が増えるほど、薬の相互作用は起こりにくくなる。
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正解:2
加齢により腎機能が低下すると薬の排泄が遅れ、血中濃度が高い状態が続いて作用や副作用が強く出やすくなります。高齢者は体内の水分量が減り、体脂肪の割合が増えるため、水溶性の薬は濃度が上がりやすく、脂溶性の薬は蓄積しやすくなります。肝臓の代謝機能も低下し、多剤服用では相互作用のリスクが高まります。高齢者は薬が効きすぎたり副作用が出たりしやすい、と覚えておきましょう。
根拠:高齢者の薬物動態(吸収・分布・代謝・排泄の変化)