ボイラー水中の不純物によって生じるスケール及びスラッジに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 1スケールは熱伝導率が著しく小さいため、伝熱面に付着すると伝熱を妨げ、ボイラー効率を低下させる。
- 2伝熱面にスケールが付着すると、管壁の温度が上昇し、過熱による膨出や破裂の原因となる。
- 3硫酸カルシウムは、温度が高くなるほど溶解度が増加するため、高温の伝熱面にはスケールとして析出しにくい。
- 4シリカを主成分とするスケールは、硬く緻密で、除去が困難である。
- 5スラッジは、ボイラー水中で生成した不溶性の沈殿物が泥状になったもので、主に吹出しによって排出する。
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正解:3
硫酸カルシウムは温度が高くなるほど溶解度が小さくなる性質(逆溶解度)をもつため、高温の伝熱面で析出しやすく、硬いスケールの原因になります。したがって3が誤りです。スケールの熱伝導率は軟鋼の数十分の一から百分の一程度しかないため、伝熱が妨げられ、効率の低下や管壁の過熱を招きます。シリカ系スケールは硬く除去が困難で、スラッジは吹出しで排出します。硫酸カルシウムは「高温ほど溶けにくく、伝熱面に硬いスケールを作る」と覚えておきましょう。
根拠:ボイラー水中の不純物の障害(スケール・スラッジの生成と性質)